2018年12月16日

学び続けること

新しい本を購入しました。



「特別支援教育における構音障害のある子どもの理解と支援」









構音障害ってどれくらい認知されているのだろう。





構音障害とは、聞き手・話し手が属する言語社会における音韻体系の中で、
 話し手が同年齢の人が正しく構音できる音を誤って構音しており、
 聞き手に不自然な印象を与えてしまう状態。
 あるいは、話し手自身が自分の構音を誤っていると感じる状態。

(国立特別支援教育総合研究所H P 構音障害とは?より)




話していることが相手に伝わりにくい・・・
我が子の言葉が聞き取れない・・・



そんな時、考えられる障害の一つです。




ただし、判断する時は他の障害同様、いくつかチェックする必要があります。




その話し方になっているのは聴覚器官の問題ではないか。
生活年齢と比べたら妥当なものではないか。
言語発達の遅れによるものではないか。




その上で、苦手な音節やモーラを見つけ、練習して行きます。





今、ご縁を頂いてこの分野につて学び直す必要ができたので仕事の合間に(というかこれも仕事か!)関連図書を読んでいますが




どうしても訓練!発音練習!となってしまいがちなので





「相手に伝わる喜びicon12」「理解してあげられる喜びicon12





この辺りを大切にして楽しく練習していきたいなあと思いました。





私は、学生時代に行った特別支援学校実習先の「先生ではなく共同生活者」という考え方が好きです。




信頼関係を築きながら、「この人とお話ししたいな!」っていう気持ちを引き出して、




一緒にコミュニケーションをとって生活する喜びを噛み締めて練習していきたいですねface02



※そうそう、私は音楽と特別支援が専門で、特に今仕事の依頼の半分ほどを特別支援の関係で行なっているので障害という言葉がたまにブログに出てくるかと思います。「障がいと表記すべき」との風潮も強いですが、どうしても専門的な用語としては障害という表記が一般的であるという現状・漢字の表記を変えるだけでは概念自体を変えることはできないという考えから、これからもブログでは障害と表記すると思います。もちろん、私も「害」という考え方自体が壁を生んでいると思うので風潮を活動によって変えていけたらと思っています。





  


Posted by がおぱん at 10:15Comments(0)教育